みなさん
こんにちは!


ジャパンオープンで

数ヶ月前

伊藤選手が
中国選手を連破し優勝しました!!



伊藤選手は

前回の世界戦でも
劉詩文選手に勝つという


大舞台で日本選手に
一番強い選手にも

勝ってしまった。


本当に
中国選手と五分五分のところまで今来ているのではないでしょうか!?




勢いで1つの大会で


がっつり勝つことも
あるかもしれませんが


最近
伊藤選手は


ずっと安定して
中国選手に勝ったり負けたりの試合を演じています。



これって
本当にすごいことで

女子の卓球で
中国選手に勝ったり負けたりを


安定して繰り返しているのは
伊藤選手が初めてなんじゃないですかね。

何大会も
共通して


安定して
五分五分の試合を展開してます。





中国選手というのは



超対応力があることが
知られてて


1大会が終われば
すぐその選手の強かったところを


しっかり
補強して


さらに強くなって
戻ってくる。


これが
中国選手の男女ともによくあるパターンですが



中国も対策が練れない!!??


ずっと長期的に
伊藤選手の球が効いている!?


そんなことがあるのか?


というのなんですが

それは




実は
伊藤選手の




『変化』



これが
一番中国に効いてて、対策してもなかなか対策できないものだったんです。






平野選手がやっている


高速卓球は



『早さ』


正統派両ハンドなので




中国も
『高速両ハンド』で対策を練って


よりスピードのある球で
特訓すれば早さには対応できますからね。



練習相手も
やる人もたくさんいるから



早さを
慣れる、対策は練りやすいです。



しかし
伊藤選手は


この決勝を見ての通り



変化プレーの塊です(笑)




シェークバック表で


バック表の弾きプレー

バック表のかかったバックドライブ

バック表のかかってないバックドライブ

バック表のカットブロック

バック表のチキータ

バック表の逆チキータ

バック表の下回転系のチキータ

バック表のブロック

バック表のパンチ


バック表の・・・



・・



まだまだ
たくさんありますよね(笑)



フォアも
ドライブだったり、ミートだったり、パンチしたり、スマッシュしたり、ループしたり、チョップしたり、、、





そして
全てに打点が速いやつと遅いやつが


混ざりこみ
超面白いようになってます。

普通のトップ選手よりも
明らかに意識の持ち方が違いまして



全てのプレーに

『毎回変化をつけてる意識が高い』



これが
伊藤選手です。



常に
何かしら


球を
ちょっと自分流に変化をつけて


返しているので

何度もやっていると
思われる


中国の王選手も

決勝戦で
伊藤選手の球が


あまり取れてなくて
ポロポロミスを続けまくる。



ずっと
変化が効いているということですね。




中国卓球って
全て


高速両ハンドの
トップスピンで


最強の質を高めてきました。


それが
安定したプレーで尚且つ勝てる卓球。



という
絶対的な揺るぎないゴールがあります。



中国コーチとかに
よく



かけろ!かけろ!!


って
すごい言われますからね(笑)



なので


本当に
上回転をかけまくる感覚を最強にしてくるので




それで
今の絶対王者の強さをキープしてます。


なので

上回転同士のバトルでは


まず
他国に負けないです。





変化なしで
正統派で速さと回転量をひたすら高めていくと


中国の
舞台と同じになり

能力値が高い中国選手に
トップスピンラリーで対応されたら


もう
正統派の早さとトップスピンバトルでは



中国には
威力で勝つことが非常に難しいですね。


正統派で
たまに勝つことがあるとすれば


サーブがめっちゃ効いたりすれば
勝ったりできますが



何試合もして
慣れられてサーブが効かなくなると



あとは
高速ラリーだけのバトルになるので


そこで
勝つのは

中国には本当に
難しいと思います。



試合を
多くすればするほど


逆に中国に勝つのが難しい傾向が
正統派ドライブマンの試練になってます。




平野選手も
今そこを苦しんでると思いますが


なんとか打開してもらいたいですね。




ドライブスピードの
舞台じゃきついんですよね。





その中で
伊藤選手は




やっぱり
明らかに

他のトップ選手と違うんですよね!



ボールの質
超トップスピン+スピードで


追い込もうとしてません。



それよりも
1球1球を変化つけて戦ってます。



『変化』を使って
やることで中国があまり得意にしていない、


何してくるかわからないような
卓球が苦手ですね。




中国は

絶対値の多い
正統派両ハンドの究極体の集まりなので



より高い回転量、より高いスピードを
求めて成長してきたので



以外にも
変化をやってくるプレーが効いてます。



ただ
変化のみだったら粒高でもいいじゃんってなるかもしれませんが




伊藤選手がすごいところは



変化とスピードを
融合させていることになります。





全てのプレーに

『毎回変化をつけてる意識が高い』


これが
伊藤選手の持ち味なんですが



それだけじゃ
時間を与えて、


あとから
対応されるんですが



伊藤選手はボールのスピードも
ちゃんと使ってるんです!!



スピードの秘密。




早いスピードを使うのと、遅いスピード
を使う。


この2種類のスピードを


打点を速くしたり遅くしたり、
スマッシュだったり、ループだったり、ナックルだったり



これで

早さの変化も
かなりある!!



なので
粒高の変化とは全然違うものになります。






さらに
変化で


ボールの8方向を捉え方
使った


8種類の回転変化を
表ソフトでやってきます。



逆チキータだったり
チキータだったり
下回転チキータだったり


ボールの8方向を
自在に擦って回転を
与えてたりします。



伊藤選手は
変化の中に



スピードの変化があるって言いましたが

他のトップ選手よりも


回転の変化を
つける意識も非常に高い





なので



スピードと回転とコースの変化を
ふんだんに使ってくるのが
伊藤選手です。




それを
まとめて


1つの
『変化』


という
くくり自体も


伊藤選手の場合
多いものになりますね。




なので


中国選手相手に
ずーーっと伊藤選手の球が効き続けるのが


変化とスピードの
両方を使える選手
だから


中国選手も
手を焼いて困っている。


片方だけの選手は
たくさんいますよね?



ですが
伊藤選手は両方を使う感覚を持ち合わせて


そして
トップ選手の中の意識でも



全てのプレーに『毎回変化をつけてる意識が高い』


という
大変珍しい感覚の持ち主であるということ。


詰むパターン①
伊藤選手の
変化プレーを警戒していたら
高速のスマッシュやミートで振り回されてしまう。




詰むパターン②
伊藤選手の高速プレーでミートの弾きやスマッシュを警戒していたら
チキータやバック表ループやフォアループやナックル球など、変化プレーを出されて、
反応が少し遅れてしまう。





この
①と②のパターンが


ずっと
ごちゃごちゃ

悩みながら
試合しないといけない(笑)


これが
伊藤選手と戦う中国選手の心境に多少近いものがあるんじゃないかと思います。



他の多くのトップ選手が
『スピード』の正統派ピッチ高速ドライブマンだとすれば



伊藤選手は
『変化』×『スピード』
両方対応しなきゃいけない!!



これは
やりづらい、、、



伊藤選手が
長期的に中国選手と


五分五分になっているのには
対策を練ってもなかなかできない2つの能力の融合が


中国選手の
コピー対策も正統派ならたくさんいますが


2つの能力融合型って
結構コピー対策もしづらいだろうし



いないだろうし


ずっと
王選手も


この前2回くらい
伊藤選手と試合したのに


今回3回目で
すごい球が効いてますからね汗



伊藤選手が
スピード×変化


この
武器を大きくしていくことで


中国にも
風穴を開け続けています。







ぜひその2つの要素意識して
この決勝戦を再度見てもらいたいですね。



こう思うと
日本選手は


両ハンドドライブだけじゃなくて



スマッシュ打法も打てないといけない
思いますね。


変化×スピードを
兼ねたプレーヤーになります。



実際
張本選手や伊藤選手は


ラリー中に混ぜる
スマッシュが特に効いてます。


変化×スピードを
作ることが出来てる要因です。




中国の正統派卓球に
勝ちにいくことができてる張本選手と伊藤選手の共通したやり方です。





私たち草の根選手が
強豪校に勝つ秘密の一つが





こういう戦い方も
答えとして出ていると思います。



無敵の
高速パワフル卓球に勝つには



スピードと変化の2つを駆使して
立ち向かえということですね!




伊藤選手や張本選手の共通したものは
ここだと思われます。