みなさんこんにちは!



WRMのぐっちぃです。









20、21歳頃に





全国の大会で







日本卓球のパイオニアである
松下浩二さんと





ガチ対決したことありました。
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松下さんといえば




ちょっと前は
TSPの社長




今は
Tリーグに向けて



活動をされている方です!





実績は
世界ランキング20位以内にも入ったり




世界戦銅メダルをダブルスと団体で持ち




ドイツのプロリーグでも活躍した



世界のマツシタ!!




という




今では
朱選手がしばらくカットで1番的な位置でしたが





ぐっちぃが始めたときは
松下さんが





世界のカットマンのお手本となってました。





そんな偉大な
松下さん





ぐっちぃと
ガチンコ試合をしたときは






世界ランキングを当時50位以内でした。





世界のカットマンVSぐっちぃ




という
構図だったんですが





実はぐっちぃが





カット打ち・・






結構好きなんです。




カットマンのカットが好きで






実は
松下さんと対決するまで





カットマンと公式試合で
負けたことはなかったんですよね。





それくらい
カット打ちが得意でした。









世界の松下さん!!





自分のカット打ちが
どれくらいやれるのか?





試す最高の機会でした!!







松下さんと対決するときは




当時の




愛知の一般の
全日本代表選手に3-2で
勝ち





今とは全然違う
体のキレでした汗




松下さんの試合を見ると



まずカットしてくれない可能性がある!




と言われてました。






実際



自分が対決する前の相手の時





松下さん
攻撃マンになってるんだけど笑




って
思っちゃいました。





カットを引かなくても
攻撃だけで戦えて簡単に勝ってきました汗







ぐっちぃも
カットを引いてもらえないんじゃないか!?





そういう
ことがあったので




カットを
引いてもらいたくて






試合をしたときは





作戦①ドライブサーブ作戦!




バックが粒高なので
ドライブサーブをバックに高速に送ることで




粒高でいい感じの軽い下回転カットで
返球させて





カットVSドライブの構図に
持ってこさせよう!!





って作戦を練ってました。





そして
試合をスタート!!






ドライブサーブをバックに送ったら・・






カットを引いてくれました!!







カットVSドライブの
攻防がやはり自分の得意なところということで




結構点数を取って






途中まで
結構いい感じで




競ってたのですが





松下さんの動画では伝わりづらいすごさ

①ナックルやロングサーブに対しての粒高のツッツキが切れすぎて焦る!






ということですね。




これに
狂わされました。




粒高って




基本
ドライブが来たら




下回転で切れて
返ってくるのはわかってるんですが






次第に






ロングサーブを
レシーブで、超切れた粒カットしてきたんです汗






完全に粒を寝かせて
素早いインパクトでボールの底をエグってました。





ええ!!





あまりの回転量に
びっくり。



ゼロからブチ切れを
生み出せるのが松下さんのすごさです。





世界のカットマンのすごさです。





ゼロからですよ?




こっちが
フワってナックルツッツキでバックに送ったら




本来粒高は
結構嫌がるのでフワって




みんな切れずに返してくるのに





松下さんは
それをブチ!!!!




って
切って





ぐっちぃは
長年カット打ち得意だったんですけどね汗






カットマンのレシーブ時や
ラリー中、バックに落とされたバックツッツキのときの粒の回転の少なさを狙えて攻撃!!









バック粒は
バックにツッツキ送ったり、ナックル送れば、みんな低く返すしかできない、粒の弱点。








ナックルはナックル!






そういう
イメージのバック粒カットマンの法則を




松下さんは
ブチ破り




しっかり切ってきて





ぐっちぃは
ツッツキ対ツッツキでも




バック粒のツッツキが
切れすぎて




対応できず。




ボロボロネットにかけてしまいました。





ロングサーブを
バックに出して粒を狙いたかったのに






そのレシーブが
めっちゃ切れてるから




打てない。





いや、
10年近くのカットマンへのナックル送ればナックルという概念が






ずーーっとしみついてしまってたので






逆に
松下さんの粒の切れたツッツキが
途中から切れてるのがわかってても対応できない。






しかも
カットの質がいいので




ツッツキで休んだら




また
あの粒高のブチ切れツッツキ来るよ!!






って思うと
カット打ちにも無理が続き



負けました。




そして
粒高の切れないフワっとしたツッツキも使ってくるので





非常に
変化がえぐかったんですよね。







松下さんって
カットで拾いまくる





本当に
カットマンの原点のような卓球なんですが






みなさん
その守備範囲に驚く方が多い中




実際
試合をしてみると




粒高のツッツキが打てない。





という
強烈なポイントがあったんです。





いやー



完全に
粒高の弱点をなくして使う





いや、
粒の弱点だと思ってみんな回転のない球を粒高に集めるから






そこを
ブチ!!って粒で切っちゃえば






みんな
ナックルだと思って






打つと
落ちる。







ロングサーブやツッツキにも
ブチ切れのツッツキで返せてしまう松下さんの能力に驚きました。





いやー粒潰しの戦い方が
できないようになってたんです。






だから
松下さんは







日本でも世界でも





全日本何度も優勝しますし





世界でも勝てます。






カットマンってよく
慣れられたらきつい
!!







ってイメージがありますよね?




部内とかで




勝率が悪いけど、外では強かったりするのが




カットマンに多い傾向です。




なぜか?



それは


粒高の攻略され、狙われてしまうからです。







レシーブ時や

手前に落とされたバックツッツキのときに








粒のナックル、
変化がつけられないところが




慣れられて
攻略されて攻撃マンに効かず






十分な体制で
攻撃されやすいというのがあります。






カットマンの弱点って言われる
粒系の技術の問題が






松下さんは
ブチ切れツッツキが裏ソフトみたいな感じで






レシーブ時や
手前に落としたバックツッツキのときに






ブチーって低く切れるので





慣れて
対応されにくいんだなーって思いました。





カットマンでも
松下さんは





研究されても
勝てるカットマンだったんです。





粒攻略されないってことですね。





全日本で長年優勝を続けた秘訣だと
思われます。





プレースタイルの弱点がないことはもちろん





完全なラバーの特性までも、
弱点がないカットマンということです。






こういうカットマンで
バック粒で見たことなかったので





とにかく驚きました。



そして
②攻撃力の次元がおかしかった。



偉関さんと
松下さんが





全日本の決勝戦をやってて



それを
テレビで見てて





偉関さんが
松下さんの反撃をブロックで振り回していたんです。





それを見て




松下さんの攻撃を
ブロックできたらいいなーって






思って試合したら






ボール見えない汗






当時全国上位常連校




愛工大名電の選手とかと
同じ鋭さ、





いや
それ以上の




ドライブ攻撃する瞬間の
パワーの出方は





それ以上かもしれません!!






テレビで見てたのと
全然違う!!





攻撃威力ありすぎて
全然ブロックできませんでした。







世界のカットマンといわれて





カットの能力値が目立つ
松下さんでしたが




実際試合すると
守備範囲の圧倒的な広さだけでなく




粒高の弱点を完全になくして
ときより粒の効果のナックルを使い





粒高と裏ソフトの
いい部分を混ぜ込んだかようなバックカットを持つ松下さん。





攻撃力も
全国出てる攻撃マン選手よりも




もっとパワフルな威力を持っている!!




攻撃の土台も
かなりしっかりしてました。






テレビで見てるだけじゃ
伝わらない凄味が伝わってくれればと思います。






いやー
これが世界のカットマンで


長年トップで入れる秘密なんですね!




技術の弱点がない。用具の弱点もない。




あのレシーブのツッツキだけは忘れません笑




めっちゃ切れてて困りました。





しかも持ち上げすぎると



粒高なので
タマにナックルがあると思うと



全力で持ち上げられないんです。




これがまた松下さんの




無の状態から
ブチ切れを生む粒高の切れた球が




ずっと上がらないで
ミスが続いたり





プレー全体が焦って
無理な試合をしてしまった。



 



3分50秒くらいのプレーと
4分ぐらいのプレーでツッツキに対する







松下さんの粒高のツッツキが
すごく切れてて2本連続で落としてます(笑)










あれは・・・











めっちゃ切れてるんです汗




 

粒高ラバーでも
ナックルに対してブチ切れツッツキを




これほどまでに出せるんだ・・・って








世界の凄さを実感した瞬間です。





 









すべては
あの粒高でした汗







ゼロからブチ切れを
生み出せるのが松下さんのすごさです。







動画では伝わり切れない
世界トップで長年君臨していたカットマン。






対策も取られても勝ち続けたのには
あの用具の弱点をなくしてしまうくらいの


切る感覚があるから対
策のパターンにハマらなかった。




ドライブVSカット




この
粘りの構図になると松下さんは強いです!!




なので
世界でこの構図にするためにも



粒のナックルで
フワってなってたら


すぐガン!!って中国の選手にも
一瞬で持ってかれると思います。


ただ
松下さんは







中国の選手にも結構



ドライブVSカットまで




持っていき


粘り
勝ってた。





あれは
みんな引っかかると思います。




ということで


松下さんとやると


ロングサーブ作戦や、
粒高のナックルを狙う作戦でしたが




全部通用しませんでした。




カットVSドライブで

自分もたまたま得意分野だったので


結構競ることができましたが



カットマン殺しの得意パターンが
できないようになってたんですね汗



そうでないと
世界や全日本で勝てないですよ。




日本のカットマンで


日本と世界の両方で
しっかり勝ってる男子カットマンって



実は
松下さんだけなんじゃないかとおもってます。




改めて松下さんの
すごさを実感してました。




弱点を武器するやり方が
カットマンや粒、そして攻撃マンでもヒントになりそうです。







少しでも世界の次元、カットマン、粒などを





知ってもらえて
何かのヒント・きっかけになればうれしいです。




ありがとうございました。
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