先日

要望のあった


ラケットに
ニスを塗ったら


ラケット自体の性能は
どう変わるのか?


ということについて
書いていこうと思います。

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ここでいうニスとは
コートとか言われたりする、ブレード保護材です。



そもそも
なぜラケット、ブレードにニスを塗るのか?




ということですが




この写真は
シーザーさんがニスを塗ってますね。


シーザーさんは
ニス愛用者なので


気に入ったブレードの
ほとんどをニス加工していた記憶があります。





実は
粒高と表と粘着ラバーに少し効果があるんですよ!!






それは
下の方で書きますね 


まずは
ニスをブレードに塗る意味とは?






ラケットの
ブレードを保護する役目があります。


ラバーをラケットからはがすときに





板が
持ってかれてしまった経験・・・


ありませんでしょうか? 



それがまた
1mmくらいのたいしたことない板ならいいものの



ひどいときは
1枚板が剥がれてしまったことがあります汗



5枚合板だったのが


4枚合板になったことが・・・汗




ブレード、木材に一番負担がかかるときって


いつなの?


ということですが


それが


ラバーを剥がすときなんですよね。




慎重にやっても
ブレードがもうボロボロなタイプだったり、膜が取れない接着剤・膜が取りにくいラバーなど・・



それが
全て重なってしまうと


ブレードとラバーを剥がすのに


大きな力を
加えないといけません。。


それが
ラケットの負傷・もしくは使えなくなっちゃう一番危険な作業だったりします。


特に
シーザーさんは


昔の
アバロックスや

昔のーー


っていうのが
好きなので


昔のラケットほど

もう売ってないから
替えが効かない


そして
ラケットの年月が経ってるから


ラケットのニスは
必ず塗るようにしているのだと思われます。



ただ
このニスも


いろんな塗り方があって



1回塗り





2回塗り





3回塗り
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など
ブレードにもともとニスが塗ってるタイプだったら


少なく塗ったり



ブレードが
剥がれそうだったら

多めに塗ったり・・



ニスを
使うやり方は


人それぞれ!


理想の回数を決めてください。






あまり
塗りすぎると


ラバーが
くっつかない現象が起きますので




そのバランスが難しいですねー


意外と
ニスの調整って難しい



ちょっとでも多く塗りすぎたら
くっつかなくて練習できないし


少なく塗りすぎたら


板の方が
持ってかれる・・・汗




むず><



っていうの
実はニスをうまく塗るのは


ある意味
職人技だったりします(笑)



ぐっちぃも
昔やってましたよ♪

孔令輝の5枚合板で!



あれも
板がキョウヒョウでグルー塗ったら昔


すぐ板も
ボロボロ取れてきたので


ニス塗って
多少保護してました!




そして
このニス







実は






若干なんですが




打球に
与える影響があるんです。





それは




ニスが
木材よりも硬いので


表面に塗ると






一言でいうと・・





『ハードウッド系の
打感がほんのり入る!!』



といった方が
わかりやすいですね(笑)




上板が
着色されてる硬めの板!


今は
それが流行ってますが




ニスが
それに近い効果を



わずかにですが
出していたと思われます。



ブレードに
ニスを塗ると


若干ですが





弾くようになるんです!



要するに
少し弾む感触がありまして




上板が硬くなる性能になるんです。



ニスの
塗る量にもよりますが


1回よりも2回


2回よりも3回


塗ることで
より硬さが


出てきます。



そして
少しラケットの重量がアップして



上板が
わずかに硬い感覚になる。



つまり


粒高選手に好評なんです!



硬い方が
切れ味出ますし


ラケットが重たい方が
強打を止めやすい


いろいろと
都合がいいわけですね。


そして
表選手も

弾きがよくなりますし


硬めの粘着ラバーの選手も
上板が硬いと

擦ってドライブしたとき
めっちゃ強い回転がかかるので


これも
粘着ラバーにはいいことです。


テンション系は
スピン系であっても、ボールがはじけてしまってちょっとじゃじゃ馬気味になります。



まあ
スピン系で持ちすぎる場合は

ちょっと
ニス塗った方が適度に離してくれますね。


選手によっては
ニスが苦手という方もいます。


ニスを木材の表面に塗ったことによって

打感が狂う!

硬い感じになるのが嫌!


という方も多いので

ニスで
保護はできるだけしない!



考えを持ってる方も非常に多いのも事実です。

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ただ
ニスがブレードに与える性能は



本当に
微量でわずかなものです。




なので
加工にも入らないくらいのものですが


故意に
性能を変えるようなことはしないようにお願いします。



あくまでも
ニス本来の使い方で使いましょう。


ブレード保護のニスのによって
まさかの、少しブレードが変化する板について話をさせてもらいました!


それで
ニスで打感が変わるのが嫌なタイプと、
全然オッケーなタイプの2パターンがこの中の選手であるんですよねー!




卓球って本当に
繊細なスポーツです。





ちょっとしたもので
感覚が若干変わるという




非常に繊細な
スポーツだと思います。





ルールの厳格化が
非常に難しい卓球の世界なので




こういうニスの
性質も


特に
何もなく


保護用として
今世界中で市販されてます(*・ω・)ノ




ラケットのブレード保護目的で
必ず使ってください。


ニスの使用による
微量なラケットの打感の変化についてお答えさせてもらいました!


何かの参考になればうれしいです。
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