みなさん
こんにちは!


WRMのぐっちぃです。




今日先ほど終わった
全日本ですが


準々決勝・準決勝と決勝戦を見て



衝撃の14歳最年少優勝をした
張本選手。




大島選手との対決



森薗選手との対決



水谷選手との対決





それぞれ
ほぼ完勝している内容だった張本選手。




直接
全日本で


この3試合を
徹底的に見てきました。





張本選手の
高速両ハンドの技術の高さは




もう
あの世界戦で


水谷選手を倒したあたりから



高速両ハンドを振って入ったら
高速ピッチ過ぎて



誰も取れない。


そういった状況になってます。



試合を見てて
思ったことをどんどん書いてきますね。



まず宮崎さんと
お話しさせてもらってたときに



NT内で
よく合宿や練習でトップ選手を目の前で見てる方なんですが



優勝するのは
張本選手です。


って言ってたのが
本当でした。




能力が
もうNT選手内でも


張本選手のラリー力は
誰にも止められないことを


NT内は
みんな知ってて



この結果はある意味
予想通りな感じになりましたね。



張本選手が
一番成長しているのを一番よくわかってるNTは


この状況を
わかっていたそうです。



張本選手の
両ハンドが


一番やばいということ。。。



それを
全日本で


今回しっかり発揮しました。





まず
私が今回


成長した張本選手を
準々決勝の

大島選手と対決で
まず感じたことを書きますと




大島選手・・



全然
フォアハンドで打てる機会がなくて焦りました汗



大島選手と言えば
ガッツがあって


足がとにかく
動いて


超キレキレな


フォアハンドで
動きまくる。


ぐっちぃが
フォアハンド主戦なので


目標にしていた
選手が大島選手のような動けるフォアスタイルで


やりたいから
よく見ていたのですが



あの
大島選手が



フォアハンドを
振る前に


張本選手の
強烈フォアフリック、台上ドライブ、ブチ切れツッツキ



ここから
高速バックハンド対決になってしまい



張本選手の異常なほどのピッチの速いバックで
大島選手の早い段階にバックに集めてきました。




バッククロスに
ドライブが飛んできて


それを
フォアで回らずに


バックドライブで
盛り返してましたが


それを
張本選手が待って



バックドライブ連打で
クロス対決で飛ばさせる!





回り込む隙を
一切与えない。



そして
バックストレート連打も強烈。


完全に
大島選手が


オールフォアスタイルなのに


全然
フォア振れてない・・




大島選手のフォアが振れないのを初めて見ました。



ヨーロッパのサムソノフ選手やオフチャロフ選手と対決したときも


相手のテンポが海外選手とだと少し遅くなっているのか



フォアでがんがん
回り込んで打ててたんですけどね。



キレキレな動きは
誰も止められなかった感じなんですが



張本選手のバックハンドだけは
なんか、タイミングもトップ選手の中で


なお
非常に速い位置にある。




これが
すごいですね。


バックが速い選手は
いっぱいいますが


打点というタイミングと
バック自体のスピードと回転量の高さ


この2つを
兼ね備えた感じで




フォアハンドで
回ることができない。


それくらい
張本選手のバックハンドは世界トップの中でも一際強烈ということですね。

リアルに成長中の若手なので


今現在のを見て



イメージでは中国1のバックハンドを持つ
ファンゼントン選手を見ているかのような、

前陣でも中陣でも力強くて
ピッチも速いバックハンドまで進化してました。



なので
フォアで回り込んだりする選手は


張本選手に非常に厳しかったですね。


準決勝も
フォアでラリー中がんがん動く


キレキレ系
森薗選手ですが



張本選手は高速バックハンドで

大島選手と
同じよう有利な戦いをするかなーって思ったら


また今度はちょっと展開が違ってました。


今度は張本選手・・


準決勝は


ブロックカウンターの鉄壁で
森園選手を完全に揺さぶり回していました。



森薗選手に
フォアでがんがん打たせて




それを
高速バックで振り回し、フォアブロックで叩き




左右に揺さぶりまくって


森薗選手を
台からどんどん下げさして


ブロックで
揺さぶりまくって



最後
ドライブで仕留める!!



これが
よく決まってましたね。



張本選手



準々決勝の大島選手とでは
バック高速対決でフォアの時間を与えずに完勝


準決勝の森園選手とでは
戦い方を変えて今度はブロッキングゲームはわざと打たせて完勝


こんな14歳見たことがありませんね汗


どんなけ
戦術・トータル能力が高いんだろうなーって感じです。


対応力が
大人並みに備わっている・いや超えている(笑)



14歳とは思えない
勝ち方です。


14歳だと
もう自分の卓球をしないと勝てない。



それを外されたら
勝てない。


というのが
あったりしやすい年齢なんですが


まるで大人の
戦い方です。


相手によって使う展開
武器を変えている。



これは
どんな相手にも強さをちゃんと出せるタイプです。



今度は、


水谷選手が
決勝戦で戦ってたのですが




前世界戦で敗れたりしたときから
T2でも対決したりして


何度も試合をしている
この2人


水谷選手は
V10がかかっているから


なんとしても勝ちたかったはずです。



張本選手の
卓球を相当研究したはずです。


しかし・・


結局のところ
あの張本選手の


速さ。


打点+打球スピードのMAXの速さを持つ



張本選手は
研究しても研究しようがないくらいの鬼速い卓球なので



速さがわかっても
もう異次元過ぎて研究しようがない位置に来てる感じがありますね。



なので結局
速さは


わかってても

体が反応できないところまで来てしまっているので



水谷選手も
張本選手の


両ハンドの高速プレーの
スキのない感じに


下げられてしまった。。




わかってても
下げられちゃう。


そんな感じが
ずーーっと全ゲーム感じましたね。





もう水谷選手も

どうやっても


張本選手に
高速両ハンドで



下げられてしまうから



下げられたところから
一発反撃系に変わってましたね!!


そこから
また水谷選手が1ゲーム取り返したりしたときは



その
下げられてから


盛り返すように取りました。



しかし
次には



その
水谷選手が下げられて、盛り返したところを


もっと
えぐい球で


ぶち抜いたり
ストップで返したり


非常に
張本選手のプレーが


さきに1つ
多く返していて


非常に
ラリーとして見てる側も



ハラハラした感じがありましたね。




ゲームカウント
3-1と追い込まれてから


水谷選手が
サーブを変えまくりました!!


YGを多く使ったり
いつも使わないようなワザと違うモーションを使い



一気に翻弄して

サーブエース取り巻くって



ドライブガンガン振って
1ゲーム取り返した時は



水谷選手が
中国選手に対してやる、覚醒シーンとかなり似てましたね。



これで
来た!!


って思ったんですが



次のゲームには
また張本選手の厳しい高速卓球が続きました。




張本選手は
レシーブも非常にうまくて



フォア前は
超精度の高いフォアフリック、しかもナックル系で当てただけで入らないタイプなので


みんな持ち上げようとして
落ちますね。



最後の1点も
ナックルの強烈なフォアフリックでした。



そして
バックの低い弧線のツッツキと、台上ドライブ!




レシーブが
本当にうまくて





高速卓球を
支えるのには十分すぎるほどの細かいプレーもうまいのが


張本選手のすごいところですね。




水谷選手に
怒涛に攻められたとき以外は


ずっと
張本選手ペースでした。



この
彼のメンタルの強さですね。



14歳とは思えない
安定したムラのない試合。




超攻撃卓球だから
ハイリスクに感じがちですが



前は
ちょっと波があったような感じがありますが



今は
フォアハンドが強くなり、台上もさらに磨きがかかり、ブロックもうまくなり




ほかの技術がトータルで
上がってきて



手堅く
勝てる選手になってましたね。



戦い方を
大島選手と森薗選手で

まったく違う試合をしてくるあたりが
もう、安定して勝てる方法をわかってますね。完全に。



こういうスタイルには
こういう戦い方が勝ちやすい。


というので
14歳でこういうスタイルチェンジしながら


盤石に勝てるものを
選んでいる感じがさすがですね。




というので
張本選手の強烈な能力を


今回確認しました。



ざっくりとまとめますと・・




14歳とは思えない、相手によって戦い方を変えて勝てる(特に準々決勝と準決勝の戦い方)

天才的なブロッキングゲームができるのに、超攻撃卓球もできる(日本にはなかなかいない両方特技型)

対策してもどうにもならない、超ピッチ+打球スピードMAX(水谷選手が対策しても、やっぱり下げられてしまう)

わかってても体が反応できない、超高速の速さに到達してるので、対策不能なのが張本選手の強みである。

高速卓球の攻撃力の割に、細かいレシーブタッチが超うまい。

メンタルが異常なほど強くムラがない


14歳という年齢で全日本が取れる。優勝した若い伊藤選手もそうですが、超ピッチ+打球スピードを鍛えれば、大人も取れない能力を持てる可能性を出してくれた!


こんな感じですね。



つよ・・


対策しても対策できない
張本選手の超高速卓球。


守備も超攻撃もあるって
うらやましいですよね。



この2つが高い位置で


両方揃ってる方って
日本でも、なかなかいないので


そこを
相手によって


ブロックカウンター主体にするか、
高速両ハンドを振ってくか


切り替えができるのが
張本選手の最大の強みな気がします。






14歳で
それができてしまう。



恐ろしいですね。



水谷選手に対しては
両方、超高速卓球と堅い守備をフルに使って


完全に
ラリーで負けない状態になってましたね。



水谷選手の得意なラリーワールドが
通じない日本選手が初めて誕生したような気がします。





全日本を観て感じたことを素のまま
お伝えさえてもらいました。



自分も
張本選手みたいな

守備も強くて攻撃も強い

盤石に
相手や自分の調子で

いい方を選びながら

手堅く強く研究されても勝てる
圧倒的なスピード。


欲しいな。。。


ぜひ、みなさんも
張本選手の強さ、、、


14歳とは思えない能力の数々を
目の前で見て、お伝えさせてもらいました。



取り入れられそうなもの
目標としてほしいものを

ぜひ、ここから取って
手堅く強い選手になれるヒントになればと思います。

ありがとうございました。


こちらが決勝戦で
この上の強さに注目して見るとよりイメージが掴めると思います。